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専門的・技術的職業

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専門的・技術的職業

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林業技術者の職業について

・どんな職業か

林業技術者は、森林のもつ多面的機能を持続的に発揮させるための森林整備や木材利用等を推進している。 森林は、土砂の流出や崩壊の防止をはじめ、洪水や渇水の緩和・水質の浄化、動植物の生息・育成の場の提供、地球温暖化防止のための二酸化炭素の吸収・貯蔵、教育的利用の場の提供、木材等の林産物の供給など多様な機能を有している。 林業技術者は、森林経営、造林、森林保護、治山治水、林木の伐採、技術開発・普及、木材の加工・利用、輸入・販売など、多くの専門分野で活躍している。 まず、林業に関する専門知識や技術を活用し、現地調査を行って測量や標本の採取をしてデータを集める。その上で、森林の管理・経営についての具体的な計画や方法を練り、プランとしてまとめる。計画の実施にあたっては、作業現場に出かけていき、林業作業者などへの監督・指導や、森林所有者などへの普及指導等を行うとともに、担当区域の森林を巡回して生育状況や異常の有無を点検し、森林資源の維持・管理にあたる。 また、木材・紙・パルプ工場において木材やチップの調達・貯材・加工利用などの計画立案や実行に携わったり、貿易商社において木材の輸入・販売などの実務を担当する場合もある。 さらに、海外で技術協力を行っている林業技術者も少なくない。

・林業技術者に就くには

高校、短大、大学などで森林・林業に関連した専門知識を学ぶことが望ましい。大学農学部や農業高校の森林、林業、林産関係学科などの出身者が多くなっている。 官公庁に勤めるには、公務員試験に合格する必要がある。民間の場合は、学校への求人などにより入社試験を受けて就業するのが一般的である。 仕事は様々な専門分野にわたっているため、その専門によって必要とされる知識も異なり、植物、特に樹木や森林植物生態学、病理、菌類(きのこ)、昆虫、土壌などの生物関係学、治山・治水・林道などの土木工学、あるいは伐採・搬出などの機械工学、林業経営や木材流通などの経営・経済学、木材工学、木材化学など広範にわたる。関連資格としては、技術士(文部科学省)、測量士(国土交通省)、林業普及指導員(農林水産省)、林業架線作業主任者(厚生労働省)、林業技士・森林情報士(民間資格)などの認定資格がある。官公庁などの場合は、入職してから林野庁の森林技術総合研修所(東京都八王子市)などでさらに専門教育を受ける。 調査力、計画力、判断力が求められる。林業作業者を指導・監督して仕事を進めることや森林所有者などへの技術の普及を行うこともあるので、指導力・統率力のほか協調性、コミュニケーション力と森林のもつ多面的機能の観点から公共に奉仕する責任感も求められる。

・労働条件の特徴

森林・林業、国土保全、環境保全に関係した官公庁(林野庁、国土交通省、環境省)や木材・紙・パルプ会社、観光開発や不動産会社などで働いている。木材の輸入・販売を行う貿易商社でも活躍している。最近は、発展途上諸国の熱帯林保全などの技術協力も行っている。 職場は、森林と木材を扱うため、農山村地域の近くに勤務先を持つ人が多い。地方に住んで働くケースや都市から森林のある場所まで出張するケースも多くみられる。 就業者の多くは、男性であるが、最近では女性の活躍もみられるようになっている。 森林の管理・経営の仕事では、野外での調査・測量作業、林業作業者の指導・監督、森林所有者などへの普及指導が多く、木材工場や技術開発では、施設内での仕事が多い。 地球の温暖化、酸性雨、生物の多様性など地球環境の問題は森林と深いかかわりを持ち、地球環境の保全に森林の果たす役割が大きいことから、森林の多面的機能を持続的に発揮させるために、森林の整備と再生可能な循環的資源である森林資源の利用を推進する林業技術者が不可欠となっている。 一方で、国内では林業経営の状況は厳しく、国有林の経営改善や地方の行財政改革による人員削減もあって、労働需要は全体として増加は望めず、やや減少の方向に向かっていくものとみられる。

・参考情報

関連資格 林業技士樹木医制度林業普及指導員林業情報士技術士国家公務員採用試験

建築設計技術者の職業について

・どんな職業か

住宅・学校・オフィスビル・工場などの建築物について調査・計画・設計を行う。 まず、顧客がどのような建物を建てたいのか、建築物の用途、規模、デザイン、構造、設備、予算、工期、立地条件、法律問題などについて詳しく調査し、打ち合わせを行う。 次に、顧客の要求を十分に採り入れながら、建物の用途や規模に応じて構造や材料、設備を決め、意匠設計図、構造設計図、設備設計図等の設計図を作成する。 また、一般的に建築物の建設は建築基準法等の法的規制を受けるため、関連する法手続きを行う。工事中は、設計図どおり施工されているかどうかについて工事監理の業務を行う。 最近では、個々の建築物だけでなく、都市計画や地域計画の段階から建築設計技術者が参加することも多くなっている。 建築工事の分野が多様化し、分業化が進んでいるため、建築設計技術者は調査・計画・設計の仕事を行い、現場での監督・指揮は建築施工管理技術者が行うのが一般的である。

・建築設計技術者に就くには

高校や専門学校、大学の建築系学科で、構造力学、建築材料、関係法令といった専門知識や技術を学んでから入職するのが一般的である。 専門技術を習得し仕事を十分にこなせるようになるにはかなりの経験を必要とする。就職後に「建築士(1級・2級・木造)」の資格を取得しないと自らの責任で一定規模以上の建築物の設計はできない。 建築設計技術者として経験を積み、「建築士(1級・2級・木造)」、「技術士」(建設部門)などの関連資格を取得して、設計コンサルタント業として独立・開業する道もある。 建築工事の設計・計画の業務ではCAD(Computer Aided Design:キャド)ソフトの導入などコンピュータ化が進んでいるので、コンピュータについての知識も求められる。また、デッサンの能力や美的感覚も必要である。

・労働条件の特徴

勤務先は、建築士事務所、建設会社、ハウスメーカーなどの専門企業の他、国土交通省、地方公共団体、民間企業の建築や施設管理に携わる部門など、多方面に渡っている。 従来は男性の職業というイメージが強かったが、最近では女性技術者の進出が見られる。 工期を守るために、忙しい時期には残業や休日出勤をすることもある。 最近では、建築物の耐震診断や改修、文化財の保存等の分野においても建築設計技術者が活躍しており、今後も建築物の維持管理に関する業務が拡大していくと予想される。

・参考情報

関連団体 社団法人 日本建築士会連合会 http://www.kenchikushikai.or.jp

社団法人 日本建築士事務所協会連合会 http://www.njr.or.jp

社団法人 日本建築家協会 http://www.jia.or.jp

国土交通省住宅局建築指導課 http://www.mlit.go.jp

関連資格 一級建築士 二級建築士 木造建築士 建築施工管理技士 技術士

測量士の職業について

・どんな職業か

土木・建築工事にあたり、土地の位置・形状を正確に測量する。 測量の計画を立て、現地に出向いて、専門の機器や技術を使って地形や位置を測量し、その結果を計算して、工事に必要な基準点を現地に正確に設定する。地図そのものをつくるための測量を行うことも仕事の一つである。最近は人工衛星やコンピュータを利用した高精度の測量器械が使われ、より迅速・正確に測量・計算できるようになった。 工事の着工の前には、国家三角点という日本全国にある基準点から測量器械を使って現場近くに測点を導き出し、工事の基準点を設定する。また、電子基準点(衛星電波を受信する施設)から現場近くに測点を設置し、正確な位置を設定する。工事が本格化すると、構造物の細部の位置を決めて型枠を組めるように印を付ける「墨出し」や、掘削作業の仕上がり中心線や高さの基準などを示す「丁張り」など、細部測量を行う。 測量ミスや計算ミスは絶対に許されないため、慎重に何度もチェックする必要がある。 近年は、デジタル地図の利用が著しく、地理情報システム(GIS)としてそのシステムの利・活用が急速に進み、デジタルマッピングを行うことが多くなっている。

・測量士に就くには

測量士や測量士補になるには、測量についての知識と実際の測量技術が必要である。測量技術については実際に現場に出て測量の経験を積むことが必要である。測量についての基礎知識や計算手法については、通常、大学や短大、高等専門学校、専門学校等で測量に関する科目として修得する。 測量法により、技術者として基本測量または公共測量に従事する者は、「測量士」または「測量士補」の資格が必要である。測量士資格の取得には、学歴と実務経験年数によって、申請だけで済む場合と、試験を受ける場合とがある。同じ科目でも測量士試験の方が難しいため、一旦測量士補の資格を取ってから、改めて測量士の資格を取る人が多い。 測量専業会社、建設業、不動産業などでは、雇用されている間に測量士の資格を取り、いろいろな経験を積んだ後に独立して測量事務所を開設するケースも見られる。また、関連する「土地家屋調査士」の資格を取得して転職する場合もある。

・労働条件の特徴

活躍している分野は、建設業、不動産業、測量専業会社の他、官公庁など広い範囲にわたる。測量士のほとんどは企業に雇われている。登録されている測量会社は平成14年現在約1万4千社あり、平均的には従業員の数が10~20人の所が多い。 平成14年の測量士、測量士補の登録状況によると、測量士は約20万1千人、測量士補は約42万9千人であるが、このうち何人が実際に測量士として仕事に就いているかははっきりしていない。 測量作業は、仕事の性質から数十日から数カ月にわたることがあり、その間あまり休みを取れないこともある。建設現場での細部測量は工事に追われながらの測量がほとんどで、昼休みや休日など建設作業が行われていないときに実施することが多い。そのため測量士の労働時間は、他の建設作業職種に比べてやや変則的で、交代で休みを取る。

・参考情報

関連団体 社団法人 日本測量協会 http://www.jsurvey.jp

関連資格 測量士 測量士補 測量専門技術認定試験 土地家屋調査士試験

看護師の職業について

・どんな職業か

看護師は「診療の補助」と「療養上の世話」を通じて、病気やけがの治療を受ける人々や介護を必要とする人々、体や心の健康上の様々な問題を抱えながら生活する人々を支える。 病院・診療所などの医療施設では、患者への医療の提供に、医師・薬剤師・栄養士・臨床検査技師・理学療法士・作業療法士・医療ソーシャルワーカーなどの専門職種とともに医療チームの一員として参加する。現代医療には、救命救急医療・高度先進医療・リハビリテーション・生活習慣病の管理・精神医療・終末期医療など多様な側面があり、看護師は、医師が診断や治療を効果的に進められるよう、診察や検査、処置を補助する(診療の補助)。採血や注射、点滴の一部は医師の指示を受けて看護師が行うこともある。常に変化する患者の状態(体温や脈拍、呼吸、血圧、痛みや苦痛の程度、意識状態など)を把握し、医師の判断を助ける。介護保険施設・社会福祉施設では、医療施設と比べて医師の関与が少ないため、看護師は日常的な医療管理や緊急時の判断を求められることが多い。訪問看護ステーションの看護師は患者宅を訪問してケアを行うほか、家族への支援も行う。学校や企業の健康管理部門では健康管理や心身の保健相談に応じている。 どのような領域にあっても、ひとの「食べる」「休息する」「排泄する」「清潔を保つ」などの営みが安全に苦痛なく、その人らしい尊厳を保ちながら快適にできるよう、環境を整え手助けすること(療養上の世話)は、患者やその家族への心理的なサポートとともに、看護師の仕事の中でも重要な位置を占めている。またケアの受け手との間での確かなコミュニケーションを図る能力も求められている。 特定の領域について高度な知識と実践力をもつ「専門看護師」「認定看護師」資格の認定制度がある。

・看護師に就くには

高校卒業後、大学・短大・専門学校で3年あるいは4年の専門教育を修めたのち、国家試験に合格することが必要である。 養成機関の入試倍率は年度や学校によってばらつきがあるが、大学で4~7倍程度、専門学校では2~4倍程度である。学校では、基礎・専門科目の講義の他に、療養上の世話や診療補助業務の実践能力を身につけるための技術教育が行われるが、あわせて医療施設だけでなく介護・福祉施設や訪問看護ステーションなどでの実習を経験する。 科学的な根拠に基づいて患者の状態を正確に観察・判断し、的確に対処できる理性と学識、人間の生命に直結した仕事ゆえの責任感や忍耐力が求められる。患者の心を支えるためにも、他者を理解し、受け入れる姿勢とコミュニケーション能力が重要であり、心身の健康も重要な要素となる。 学費は学校の種類(大学・短大か専門学校か)や設置主体(国・公立か私立か、医療機関・医療関係団体などの付属かどうか、など)によってかなり幅がある。各種の奨学金制度も利用できる。 看護師の免許を得た人は、さらに1年以上の専門教育を修めた上で保健師・助産師それぞれの国家試験受験資格を得ることができる(平成22年4月施行。在学者には移行措置あり)。従来は、大学では4年間で看護師課程と並行して保健師課程を学び、看護師国家試験とともに保健師国家試験の受験資格を得ることもできた。助産師課程は選択制としている大学が多い。しかしながら、保健師・助産師教育期間が1年以上となることから、これらの課程は看護師課程と切り離し、大学院等での教育への切り替えが検討され始めている。 准看護師は准看護師学校や看護高等学校卒業し、都道府県の試験に合格すると准看護師の免許が交付される。現在、准看護師の数は減少してきている。

・労働条件の特徴

医療や介護の現場では1日24時間、1年365日を通じてのケアの提供が求められており、これに応えるための勤務形態がとられている。交替制の勤務は、1日24時間を2ないし3のシフトからなるローテーション勤務でカバーする。たとえば病院の入院部門で3交替制で勤務する1人の看護師の1週間は、1回8時間労働の昼間の勤務(日勤)を3回と、夕方から真夜中にかけての8時間労働の夜勤(準夜勤)を1回、真夜中から朝までの8時間労働の夜勤(深夜勤)を1回の、計5回の勤務からなる。土曜・日曜・祝祭日も交替で出勤するため、これらの日が必ずしも休日にならないこともある。夜間の対応体制は働く場の特徴に応じて様々であり、看護師の勤務も、夜間は緊急時の呼び出しに応じる待機体制をとるもの、利用者からの電話対応のみのもの、夜間対応を要しないものなどがある。 看護師就業者数は約88万人(平成20年末・准看護師を除く)、男性の比率は5%程度であるとされる。夜勤がある職場では夜勤回数に応じて夜勤手当が付加されるため、特に若い時期には同年代の女性労働者と比較して給与水準は高い傾向がある。 看護師は資格職種であり、個々のライフステージに応じて働き方や働く場を選びながら働き続けられるよう、働き続けられる職場づくりの促進が進められている。

・参考情報

関連団体 厚生労働省医政局看護課 http://www.mhlw.go.jp

社団法人 日本看護協会 http://www.nurse.or.jp

関連資格 看護師 准看護師 介護支援専門員(ケアマネジャー) 養護教諭

作業療法士の職業について

・どんな職業か

身体や精神に障害がある人に対して、手芸や木工作などの作業、食事や歯みがきなど日常生活の動作、家事、遊びといった生活全般の中の作業や動作を用いて行う治療・訓練を「作業療法」といい、作業療法士(OT:Occupational Therapist)は、作業療法を用い、患者の心身の機能を回復し、日常生活や社会に復帰できるよう訓練や指導・援助を行う。 作業療法士は、医師から患者の処方せんを受け取ると、医学的情報や生活情報をカルテなどから集める。そして患者と面接し、筋力や反射などの身体機能、認知機能や日常生活動作の能力について観察や検査を行い、患者の問題点を明らかにする。これらをもとに、医師、看護師、理学療法士などから成るリハビリテーションチームで、治療訓練の目標を決める。それに基づいて具体的な訓練プログラムを作り、作業療法を実施する。 作業療法の対象となる患者の構成は、身体障害・老年期障害が約7割、発達障害が約1割、精神障害が約2割の割合となっている。関節障害など身体の障害、アルコール中毒など精神の障害、脳性麻痺など発達の障害、認知症など老年期の障害など、障害に応じて訓練目的と方法を考え、指導を行う。

・作業療法士に就くには

作業療法士国家試験に合格して免許を得ることが必要となる。国家試験の受験資格は、高校卒業後、国が指定した作業療法士養成課程のある大学・短大・養成施設などで3年以上学び、必要な知識・技能を修得していることである。修学年数は、昼間の養成校で3年、夜間では4年になっており、夜間の養成校も数校ある。 仕事に就いた後も、専門家の団体や学会などにより年に数回行われる研修会・講習会に参加し、常に高い水準の専門知識と技術を身につける姿勢が大切である。 作業療法の手段となる作業や遊び、玩具、道具や機器を使いこなし、それを治療に結びつけ、応用できる能力が必要である。また、障害のある人々やその家族とコミュニケーションをとり、社会的自立を援助するために、理解力や説得力、プログラム作りの創意工夫、支援制度についての知識などが求められる。 就職は、養成校の紹介や専門誌の求人情報などによることが多い。

・労働条件の特徴

主な勤務先は、総合病院、リハビリテーションセンター、リハビリ専門病院、精神神経科病院、肢体不自由児施設などである。そのほか、福祉センター、保健所、特別養護老人ホームで働く場合もあり、近年は老人保健施設で働く人も増えている。 就業者は、女性の占める割合がやや高くなっている。いったん退職しても、再就職したり、非常勤などで働く場合も多く、他の職種に異動する人は少ない。 勤務体制としては、一般的に早朝出勤や夜勤はないが、病院や施設によっては宿直を行う場合もある。 作業環境は作業療法室内がほとんどであるが、戸外で行うこともある。 作業療法士は、昭和40年に「理学療法士及び作業療法士法」により、新しく国家資格の職業として誕生し、養成校も次第に増え、就業者数が増加してきた。社会の高齢化とともにリハビリテーションの重要性はますます高まっており、その需要に応えるために、さらに作業療法士の供給が必要と見られる。これまでの病院・施設以外に、在宅介護支援センターなど地域の保健福祉にも、活動の場が広がっていくものと考えられる。

・参考情報

関連団体 社団法人 日本作業療法士協会 http://www.jaot.or.jp/

関連資格 作業療法士

歯科衛生士の職業について

・どんな職業か

歯科医師の直接の指導の下に、虫歯や歯周疾患など歯や歯ぐきの病気の予防処置、歯科医師の診療の補助の仕事、歯科保健指導などをする。 虫歯予防の仕事では、歯や歯ぐきにたまった歯垢(しこう)や歯石を取り除いたり、フッ化物や硝酸銀を歯に塗ったりする。歯科医師の診療を補助する仕事では、治療に使う器具を消毒したり、歯の型を取るための材料や薬剤を準備する。アシスタントとしてそばに付き添って、治療中の患者の状態に気を配りながら、診察や処置がスムーズに進むように手助けを行う。また、インプラント等の外来小手術の介助も行う。 また、歯科衛生士には、歯の健康を取り戻すために助言や指導をする「歯科保健指導」という役割もある。保健所などで虫歯予防のアドバイスをしたり、寝たきりの老人や障害者を訪問し、正しい歯のみがき方を指導したり、最近では、高齢化社会に対応し高齢者の生活の向上を計るために、”摂食・嚥下”の分野での口腔ケアをするなど、地域社会でも活躍している。

・歯科衛生士に就くには

歯科衛生士養成機関を卒業して歯科衛生士の国家試験に合格し、免許を取得する必要がある。養成機関の修業年数はほとんどが2年課程である。カリキュラムは、基礎的教養科目と、解剖学、口腔衛生学などの基礎的専門科目、臨床実習を含む専門科目からなる。 歯科衛生士には、歯科を中心とした医学への関心と知識、口の中で歯の沈着物を取り除いたり薬物を塗ったりするという細かい技能が必要である。また、指導や相談に際して、患者に対する思いやりや奉仕の精神とともに、人を説得する話術も要求される。医師や他のスタッフとの共同作業が多いため、協調性も求められる。 大学病院などの大規模な職場を除けば、異動や昇進は少ない。就業者に対する研修会が歯科衛生士会などにより開催されており、新しい知識や技術を習得することができる。 大多数が歯科診療所に就職し、就職率は良好であるが、地域差もかなりみられる。

・労働条件の特徴

主な職場は歯科診療所(歯科医院)であり、このほか、病院、保健所、市町村保健センター、企業の健康管理室、歯科医師会の口腔保健センターや障害者の診療施設などに雇用されて働いている。 就業者は女性が多く、診療所では若年者、保健所などの公衆衛生部門や教育養成機関では中高年齢者の割合が高くなっている。いったん仕事を辞めても、専門性を生かしてパートタイムなどで再就職する機会もある。 勤務時間は、保健所など公衆衛生関係では平日昼間の勤務がほとんどであるが、診療所では診療時間に合わせて日数・時間帯とも若干幅がある。 最近の動向として、在宅高齢者への訪問指導など、高齢化への対応が求められている。

・参考情報

関連資格 歯科衛生士試験

保育士の職業について

・どんな職業か

仕事を持っているなどの理由から、保護者がすべての時間、子どもの面倒を見ることができない場合に、保護者に代わって、小学校に上がる前の子どもたちの保育をする。 幼稚園の教師は、子どもの「幼児教育」をするのが主な仕事であるが、保育士は、乳児から小学校入学前の子どもを預り、保護と世話をする仕事が中心である。 保育士は、子どもが保育所にいる間、昼食やおやつを食べさせながら食事のしつけをしたり、着がえを身につけさせたり、昼寝をさせたり遊ばせたりする。また、子どもたちの年齢に合わせた、音楽・リズム・絵画・工作・自然観察などの幼児教育も行う。 保育所にはゼロ歳から6歳までの子どもがいるので、担当する子どもの年齢によって、仕事の内容や対応の仕方が異なる。乳児を保育する場合には、授乳やおむつの取りかえなども行う。 常に子どもをよく観察して、具合が悪くなったり、事故にあったりした場合は、保護者や病院に連絡をとるなど、すぐに適切な処置を行う。また、帰りには、それぞれの子どもについて異常の有無を確認し、持ち物の整理を手伝い、迎えに来た保護者に必要な連絡を行う。 また、行事などの計画を立てたり、保育日誌を記録するなど、事務的な仕事もある。

・保育士に就くには

保育士として働くには、保育士資格を取ることが必要である。資格を取得するには、養成課程のある学校や施設を卒業する、あるいは保育士試験に合格するという、2つの方法がある。 養成課程の多くは、大学や短大、または専門学校の中に2年以上の課程として置かれている。最近では、保育士として採用される人のほとんどが養成課程のある学校の卒業者である。 保育士試験は各都道府県で年1回以上実施されており、短大・高等専門学校卒業者(大学に2年以上いて教養課程を修了した者を含む)や、児童福祉施設において5年以上(高校卒業者は2年以上)児童の保護に従事した者が受験できる。 なお、保育士資格を持っている人は、児童館などの児童厚生員、児童自立支援施設の児童生活支援員にも就くことができる。 保育士は多くの子どもと接するので、健康と体力が必要である。 子ども好きで、一人ひとりの子どもに理解と愛情を持ち、責任感があることが求められる。子どもの健康状態などに異常があればいち早く対応できるよう、簡単な応急処置などの知識とスキルも必要である。

・労働条件の特徴

保育士の9割以上が保育所で働いている。ほかには、児童養護施設、知的障害児施設、乳児院、重症心身障害児施設などが職場になる。病院で長期入院の子どものための保育に当たったり、各種の施設や事業所が利用者や顧客のために行う臨時託児業務を担当するなど、保育士の資格や経験が役立つ職場も広がってきている。また、就労と子育ての両立支援を目指す方向で保育所の役割が見直されており、長時間保育や夜間保育、休日保育など、様々な形の保育が行われるようになっている。 賃金は、公営の施設で働く場合は、公務員の給与基準に従って定められている。 労働時間や勤務形態は施設によって異なり、児童養護施設など24時間入所施設では、2交替制や3交替制、あるいは宿直勤務を行う場合もある。保育所では早朝や夕方に保育時間を延長しているため、交替で時差勤務をしている場合が多い。休憩は、子ども達が昼寝をしているときなどに交替でとることが多い。 少子化は進んでいるが共働き世帯の増加や、利用者の多様な保育ニーズに対応する動きもあり、国としても保育施策の充実を掲げていることから、引き続き人材需要が見込まれる。

・参考情報

関連団体 全国保育士会 http://www.z-hoikushikai.com

厚生労働省雇用均等・児童家庭局保育課 http://www.mhlw.go.jp

関連資格 保育士

ケアマネジャー(介護支援専門員)の職業について

・どんな職業か

ケアマネジャーは介護保険制度とともにスタートした職業で、正式には「介護支援専門員」という。ケアマネジャーの仕事は、介護を必要とする人に対して個々のニーズに応じた介護サービスを提供するために、アセスメント(課題分析)やケアマネジメントを行い、どのような介護サービスが必要であるかを判断して、ケアプラン(介護サービス計画書)を作成する。市町村から「要介護認定調査」を委託された場合には調査を行い、その結果を報告する。 介護保険の利用者が在宅の場合には、利用者に面接して食事、入浴、排泄など日常生活の状況を把握し、在宅で暮らすための利用者自身の目標を立てる。サービスの種類や使用頻度を選択したり組み合わせたりして、ケアプランを作成する。このプランに基づいて、ホームヘルプやデイサービスなどのサービス事業者にサービスの実施を依頼する。サービス開始後、定期的に家庭訪問して利用者の状況を把握し(モニタリング)、サービスが思うように成果を上げていない時や利用者の状態が変化した時はプランの修正を行う。そして、プランに基づくサービスの実績を保険者に報告する。また、要介護認定更新時にケアプランを変更する場合は、「サービス担当者会議」を開催し、ケアプランの内容(利用サービス内容や利用頻度)を協議する。 利用者が、特別養護老人ホーム、老人保健施設、介護療養型医療施設などに入所している場合は、ケアプランの内容がやや異なる。ケアプランを作成する点では同様であるが、利用するサービス事業者を選択するのではなく、入所施設内のサービスをいかに利用するか、という観点でプランを作成する。

・ケアマネジャー(介護支援専門員)に就くには

介護支援専門員実務研修受講試験に合格し、実務研修を受けると都道府県に「介護支援専門員」として登録される。受講試験を受けるには、福祉・保健・医療関係の資格を持ち、実務経験が5年以上あること、あるいは介護の実務経験が10年以上あることなど、一定の資格や実務経験が必要である。資格登録後は、介護保険事業所として指定を受けた居宅介護支援事業所あるいは介護保険施設に就職し業務を行う。 ケアマネジャーになるのは看護師、介護福祉士、社会福祉施設指導員やホームヘルパーなど相談援助や介護の仕事を経験してきた人が多い。 福祉や医療に関する幅広い知識、介護保険をはじめとする福祉・医療関連の様々な制度や施策への理解が必要である。また、介護者を側面的にサポートする対人援助の専門家として、介護を必要とする高齢者や家族などケアサービスを受ける立場に立って考える姿勢はもとより、サービス利用者のプライバシーへの配慮、守秘義務や高いレベルの倫理観などが求められる。 ケアマネジャーの資格は更新制となっており、5年ごとに更新に必要な研修を受け、申請手続きを行う必要がある。 平成18年度より、ケアマネジャーの上級職として主任ケアマネジャー(主任介護支援専門員)制度が導入されている。主任ケアマネジャーはケアマネジャーを統括し、指導・育成を行うほか、経験が必要なケースを担当する。主任ケアマネジャーになるには、ケアマネジャーとして5年以上の経験があり、主任介護支援専門員研修を受講する必要がある。

・労働条件の特徴

勤務時間は、他の福祉・医療・保健の職種と異なって夜勤・宿直を担当することはあまりなく、平日の日勤が基本であるが、シフト制を導入している事業所もある。利用者や家族の予定に合わせて相談や訪問等を行う場合があるので、必要に応じて夜間や休日の勤務が生じることもある。また、利用者のサービスを調整する立場として、勤務時間以外にも対応ができる態勢にしているところが多い。 賃金面ではケアマネジャーとしての経験年数と、持っている他の資格が評価される。 居宅介護支援事業所(ケアプラン作成機関)には、社会福祉法人、医療法人だけでなく、営利法人、財団法人、農協、生協、開業医、薬局など様々な経営体がある。資格取得者は増加しており、今後は上位職の主任ケアマネジャーの需要が見込まれる。

・参考情報

関連団体 厚生労働省老健局介護保険課 http://www.mhlw.go.jp

関連資格 介護支援専門員(ケアマネジャー)

グラフィックデザイナーの職業について

・どんな職業か

日常生活で目にする広告、出版物、商品パッケージ、シンボルマーク、社名や商品のロゴタイプ、Webサイトなどのデザインやイメージを、魅力的な色や形、構図などから考え、視覚的な表現手法を用いて創作する。主に平面のヴィジュアルデザインを行ない、印刷物等を制作することが多い。展示会や映画、テレビの分野でデザインを行うこともある。 仕事は単独で行うこともあるが、広告や宣伝の仕事では、イラスト、写真、文案(コピー)などを制作するスタッフとチームを組んで共同で行う。その場合は、スタッフの意向やアイディアを創造的にまとめあげるアートディレクターの役割を果たすこともある。 まず、依頼主の目的、商品内容、予算、媒体、納品期日などを確認する。その内容に基づいて構想を練り、依頼主の意図に沿ったデザインを自分の感性で作り上げ、必要なスタッフ、制作費、スケジュールなどの計画を立てる。 共同作業するスタッフに表現内容を伝え、アイディアをまとめあげてラフ(表現案)を制作し、上司、コピーライターと修正を行う。修正を加えたラフを依頼主にプレゼンテーションし、了解を得る。 実際の制作では、カメラマンやイラストレーターと詳細な打ち合わせを行って素材を完成させ、コピー原稿とあわせてレイアウト(割りつけ)を行う。印刷物の場合は、書体や色使い等を指示して、印刷会社に発注する。校正で修正を加え、最終確認して納入する。

・グラフィックデザイナーに就くには

入職にあたって特に資格は必要とされないが、美術系の大学や専門学校などで、基本的なヴィジュアル表現技術や色彩理論、レイアウトなどを学び、ある程度の作品を作れることが必要である。 学校卒業後、広告代理店や一般企業、印刷会社・出版会社、デザインプロダクションなどに就職するのが一般的だが、既にフリーで活動しているグラフィックデザイナーの助手になる場合も多い。 はじめはコンピュータを活用して画面上でレイアウト・デザインするなどの簡単な作業が割り当てられ、次第に重要な仕事を任されるようになる。助手からアシスタントデザイナーの経験を積み、平均して2~5年で一人前となる。その後、フリーとして独立したり、仲間とプロダクションやスタジオを設立する場合もある。 作品を生み出すための豊かな創造力と造形力、自由な発想ができる柔軟性が重要であるが、求められるイメージを伝達するためには技術の裏付けが必要となる。また、共同で作業を行う場合には、協調性も求められ、期限を守ったり、他人の意見に耳を傾けることも重要となる。 グラフィックデザインの技術や手法はめまぐるしく進歩し、変化しているため、他人の作品を見たり、紙や印刷等に関する知識を深め、新しい技術や手法を研究して、自分のものとしていく努力も必要となる。また、表現された作品のコミュニケーション効果やマーケティングに関心を持つことも求められる。

・労働条件の特徴

グラフィックデザインの需要が多い大都市で働いていることが多く、大きく分けてフリーで働く場合、広告代理店や一般企業の広告や宣伝セクションなどに勤務している場合、デザインプロダクションなどに勤務している場合がある。 就業者は男性が多いが、女性が活躍している場合もあり、今後は増えると予想される。 企業に勤務している場合は、給与や労働時間は会社の規定に従うが、時間内で一定量の作業をすればよいという仕事ではないので、個人の才能や仕事の速さ、仕事量などにより異なる。また、依頼者と密接に打ち合わせをする必要があるために時間は不規則になりがちで、残業や休日出勤があったり、フリーで働いている場合には、仕事量との兼ね合いで思うように休みがとれないこともある。 最近では、紙、筆、三角定規を使って手作業で行う仕事は減り、パソコンを使用して制作する仕事が増えている。今後、デザインのデジタル化が進み、広範囲にわたってグラフィックデザイナーの役割はますます重視されるようになると予想される。デザイン・DTP(デザイン・組版・印刷を一貫して行なうシステム)系のソフトウェア(例:Photoshop、Illustrator、InDesign、QuarkXpressなど)を活用する力が求められることが多い。

・参考情報

関連団体 社団法人 日本グラフィックデザイナー協会 http://www.jagda.org

NPO法人 日本タイポグラフィ協会 http://www.typo.or.jp

日本図書設計家協会 http://www.tosho-sekkei.gr.jp

NPO法人 東京タイプディレクターズクラブ http://tdctokyo.org/jpn/

広告デザイナーの職業について

・どんな職業か

広告会社やクリエイティブ・エージェンシーにおいて、テレビCMやポスター、新聞や雑誌、Webなど様々な媒体の広告のデザインを行う。広告デザインの一部として、新商品や製品パッケージのデザインを行うこともある。 仕事の流れとしては、まず、広告主と打合せをし、意図や要望などを把握する。これをもとに大まかなスケッチを描く。広告の文章であるコピー等とともにラフ案をまとめ、広告主に提案する。提案が承認されたら、イラストや写真を外部に発注するなどして作成し、コピーと合わせて広告を完成させる。 広告の仕事はチームで担当することが多い。広告デザイナーはコピーライターやCMの企画や内容を考えるCMプランナーなどで構成されるチームに配属され、チームリーダーである広告ディレクターやデザイナーのまとめ役であるアートディレクターの指示に基づいて仕事を進める。 通常、広告デザイナーは数年の経験を経てアートディレクターに昇進するが、制作会社のデザイナーへの指示を行うため、広告会社によっては入社直後の広告デザイナーが、アートディレクターという肩書きを名乗ることもある。 広告デザインの分野においては、グラフィックデザインと動画のデザインの境目がなくなりつつある。Webデザインなどの領域に幅を広げるデザイナーも増えている。今後も広告デザイナーの仕事の領域は広がっていくと考えられる。

・広告デザイナーに就くには

広告デザイナーに就くために必要な資格は特にない。新卒で広告デザイナーとして就職するには、通常、就職後の職種があらかじめ限定される職種別採用になる。 新卒者が日本の中堅以上の広告会社に広告デザイナーとして採用されるには、実質的に4年制の美術系大学を卒業することが条件となる。外資系広告会社の場合は中途採用が中心で、新卒者の採用は少ない。 美術系専門学校を卒業した後、広告などの制作を行う会社に入り、デザイン業務の経験を積んで広告会社にデザイナーとして転職する例もある。 日本の広告会社は3,000社ほどあるが、上位160社程度で売上のシェア約75%を占めている。大手の広告会社と中小の広告会社では規模の面で大きな格差があり、広告会社の規模によって、採用条件や就職難易度も大きく異なる。 採用に際しては、デザインができることに加えて、広告に関する知識やコミュニケーション能力、プレゼンテーション能力が備わっていることが求められる。ほとんどのデザイン作業はパソコンを使って行われるので、パソコンでデザインをするスキルも必要とされる。 広告デザイナーとしての経験を積み、アートディレクターや広告ディレクターへ昇進する。コピーライティングを勉強しCMプランナーなどへ転身する例もある。また、独立して自分のデザイン事務所を持つ人もいる。

・労働条件の特徴

広告会社やクリエイティブ・エージェンシーは、企業の数が多い都市圏に集中している。特に、テレビなどのマスメディアに広告を出すクライアント企業は本社機能が東京に集中しているため、広告デザインの仕事は東京が中心となる。 日本の広告会社では、広告デザイナーは9割程度が正社員として就業している。一方、外資系の広告会社では有期の契約社員となることも多い。 勤務時間はコアタイムが設定されているフレックス制が主流になっている。広告デザイナーの業務は忙しく、残業時間は他の職種に比べても多いが、所属する会社によっては残業時間の上限を設けるところもある。 給与については基本的には月給制であり、会社独自の評価システムによる業績評価が賞与に反映される。一般職とは異なる評価システムを採用している企業が多い。給与水準は、他業種と比較すると高い。 現在、広告会社に勤務する約6万人のうち3割前後が広告デザイナーやアートディレクターの職に就いていると推定される。広告デザイナーの男女比はほぼ半々である。

・参考情報

関連団体 社団法人 日本広告業協会 http://www.jaaa.ne.jp

社団法人 日本グラフィックデザイナー協会 http://www.jagda.org

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