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事務的職業

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事務的職業

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広報事務員(広報・PRスタッフ)の職業について

・どんな職業か

企業や団体の広報活動の窓口として、自社の経営理念や営業方針、営業活動、社会的責任を理解し、一般の人々に的確に伝える。そのため、マスコミやPR誌などを通じて、一般の人々がもつ企業のイメージがより良くなるよう広報活動を行う。また、自社が社会からどのように評価されているかについて、調査や公聴活動を通じて情報収集し、分析を行い、社内に伝達する。 広報誌や社内報などを制作するときには、構成を考えたり、取材をしたり原稿の用意をしたり、広報誌や社内報制作の進行管理を行う。 マスコミから社長や社員、仕事の現場について取材の申し込みがあった場合は、取材内容を社内で検討する。取材に同席し、取材がうまく進むよう配慮しながら、企業の経営理念、運営方針などが的確に伝わるようにする。取材原稿は報道前にチェックし、誤りのないようにする。 不慮の事故や事件が発生したり、個人情報流出や企業不祥事が発生した場合、企業の危機管理としてマスコミの取材に対応する。

・広報事務員(広報・PRスタッフ)に就くには

マスコミなどとのかかわりが多いため、大学でマスコミ関連領域を専攻した人が入職に有利となる場合もあるが、特に学部や専攻は関係なく、理論よりも実務経験が優先される。 広報・PRの仕事に就くには、最低2~3年の実務経験が必要である。 自社の経営方針、経営戦略、ビジョンなどの企業コンセプトをよく理解し、産業全体の現状や市場動向なども把握する。十分な情報と知識を持ちつつ、分析力と伝達能力を持ち、その時々にあったより良い表現方法を選ぶ柔軟さが必要となる。 マスコミ関係者やグラフィックデザイナーなどのクリエイターと仕事を共にする機会が多いため、マスコミに関する基本的な知識や、クリエイターに指示ができるだけの調整力、説得力も要する。外部との打ち合わせをする機会が多く、企業の顔となるため、気配りのきいた応対や丁寧さなどの人間性も求められる。 正確な情報を広く一般に伝達し、企業のイメージアップを心がけ、問題が生じたりした場合は情報の重要度を見極めて適切な情報を外部に公開するなどの冷静な判断力も要求される。

・労働条件の特徴

企業や団体の社員として、広報室や広報部で働く。特に、製造業や流通産業、サービス業などで広報に力を入れている企業が多い。1社に5~10人くらいが一般的であるが、広報に力を入れている大企業の中には数十人もの広報事務員(広報・PRスタッフ)を抱えているところもある。また、専従の広報事務員(広報・PRスタッフ)を置かない企業もあり、特定の社員が他の部署を兼任するというかたちで広報活動を行っていることもある。男女の比率は半々であるが、最近は女性の進出が目立っている。 マスコミや社内外への不定期的な対応も多く、他部署に比べて残業が多くなりがちである。休日にイベントが行われることも多いため、休日出勤し、平日に振替休日をとる場合もある。特に各種催事や印刷物の作り替えの時期、新規に広報活動のためのツールを作成する業務を担当する場合などは忙しくなる。 多くの企業が経営理念の確立や運営方針を明確に表明することの重要性を認識するようになり、独立した広報担当者を置くようになった背景から、広報業務の従事者は増加してきた。現在は、急速に発展しているコンピュータ化に伴い、少人数で幅広い広報活動を行う方向に変化してきている。 広報の媒体としての新聞、雑誌等印刷メディアの比重が下がり、ホームページ等ネットメディアの重要性が増している。また、ブログや掲示板の書込み等への対応が重要になっている。

・参考情報

関連団体 社団法人 日本パブリックリレーションズ協会 http://www.prsj.or.jp

日本広報学会 http://jsccs.jp

財団法人 経済広報センター http://www.kkc.or.jp

関連資格 PRプランナー資格制度

マーケティング・リサーチャーの職業について

・どんな職業か

消費者の好みや関心、他社や業界全体の動き、広告の効果や小売店対策など、発注者が必要としている様々な市場(マーケット)のデータや情報を収集、加工、分析し、発注者に報告する。 企業や国・公共団体などの発注者から市場調査の依頼を受け、必要なデータや情報の要望などを理解した上で、調査を企画・立案する。調査対象者に会って話を聞いたり、調査票を送って記入してもらったり、専門の調査員を使うなど、最も適切な方法を選んで調査を実施する。調査員を指導監督したり、管理することも重要となる。パソコンを使って得られたデータを集計・分析し、結論を導き出して報告書にまとめ、依頼主に提出する。 依頼主は最新の情報を求めているため、注文を受けるたびに新しく調査を行う。マーケティング・リサーチでは、いつ、どのようにして調べたかという時期と方法が重視され、最新、かつ正確であるほど良いデータとなる。つまり、消費者から企業へ情報を汲みあげる活動が、マーケティング・リサーチである。

・マーケティング・リサーチャーに就くには

最終学歴は大学卒以上がほとんどであり、幅広い知識が必要とされる。特に有利な専攻はないが、統計や社会調査の手法、経済・流通について学んでいると有益である。また、英語など語学に優れていたり、理工系出身の場合は、その分野の専門家として貴重な存在となる。 特に資格や条件はなく、専門の会社に就職して実務経験を積み上げていく場合が多い。また近年は、企業などで調査を発注している側から、調査経験を生かして調査会社を設立したり、他業種からの参入も増え、社会経験を生かした転職も見られる。 担当する分野や業種、業界に対する専門的知識、好奇心や探求心が必要であり、集計・分析にあたっては、パソコンを使いこなせる必要がある。また、話を聞き出すために、相手に安心感と信頼感を持たせる人柄であることも重要となる。集計・分析結果は報告書にまとめるため、説明力、文章能力などとともに、グローバル化が進んでいるため、英語力も必要となっている。 こうした能力は実務経験を重ねたり、教育訓練などによって身につけることも可能である。

・労働条件の特徴

東京、大阪などの大都市にあるマーケティング・リサーチ専門の会社で働いている。 給与や休日はおおむね一般企業と同じであり、週休二日制を導入している場合が多い。ただし、調査を実施する段階では調査対象者のスケジュールに合わせる必要があったり、発注先に提示したスケジュールに合わせるため、残業や休日出勤などが必要になる場合もある。少ないがフレックスタイムを導入しているところもある。 女性が開発した商品が市場に多く登場しており、女性リサーチャーの活躍も目立つようになり、男女比は約2対1となっている。 多様化する消費者ニーズの把握、個人情報保護法の施行、プライバシーマーク制度(JIS Q 15001)の導入などにより、調査への期待・要求はますます複雑・高度化している。マーケティングリサーチへの需要は根強いものがあり、業界としても優秀な人材が求められている。

・参考情報

関連団体 社団法人 日本マーケティング・リサーチ協会 http://www.jmra-net.or.jp

関連資格 社会調査士

受付係の職業について

・どんな職業か

会社や団体の受付において来客を出迎えて応対し、訪問目的を的確に把握して、担当者への連絡や館内の案内などを行う。 玄関などに設けられた受付専用のカウンターに待機し、来客を出迎える。簡単な挨拶を交わし、指名の社員や部署を聞き、社員名簿や内線表などで番号を確認し、内線をかけて用件を伝える。事前に予約されている来客の場合には、予約表などで確認して所定の応接室や会議室などへ案内することもある。急な来客の場合には、社員に指示を求めて対応を行う。役員への来客の場合には、秘書室に取り次ぐ。 また、尋ねたい部署が明確ではない来客の場合は、用件をよく聞き、該当する部署を判断して連絡する。不審な来客があった場合には、警備室へ連絡するなど機転をきかせた行動をとる。 会社などを代表して応対していることを自覚し、来客に不愉快な印象を与えないように注意して、マナーよく手際よく会社の顔として応対を行う。

・受付係に就くには

高校や短大などを卒業した後、規模の大きな会社、工場、団体などに一般の社員として採用され、受付の業務に就く。人材派遣会社に入社し、委託先の企業などの受付に派遣されて業務を行うこともある。 中途入社の場合は、人材派遣会社に採用されて、業務委託先に派遣されることが多い。 まず、カウンターに座り、指導を受けながら実際に来客への応対を行って、経験を積む。館内の配置、会社の組織、各部署の業務内容などを理解し、重要な客やいつも来社する客について顔と名前を覚えて、迅速かつ的確な応対が行えるようにする必要がある。 来客と最初に接するため、会社のイメージを損なわないように、親切、丁寧、柔らかい態度が求められる。要領を得た応対で好印象を与えるため、知性や清潔感なども必要である。

・労働条件の特徴

規模の大きな会社、事業所、工場、団体、官公署などでは、受付業務が不可欠なため需要は安定している。 若い女性が圧倒的に多く、総務部などに所属する社員が行っている。しかし、人材派遣会社に受付業務を委託する割合が高くなっており、派遣社員の割合も高い。 チームを組んで勤務することが多く、チーム内で交替して休憩を取る。受付に誰もいなくなることがないように注意し、来客が立てこんだ場合には、応援をすることもある。所定の時間に玄関が施錠され、受付が終了する場合がほとんどであり、残業は少ない。

・参考情報

関連団体 社団法人 日本人材派遣協会 http://www.jassa.jp

一般事務員の職業について

・どんな職業か

特定の分野の事務を専門的に行うものではなく、様々な事務の仕事を全般的に行う。 規則、業務手順書、手続き、慣習的な方法などによって定められた、定型的な事務作業に従事する。事務作業は多種多様であるが、文書の作成や整理、発注伝票や受注伝票の作成と管理、各種台帳の管理、生産や売上など営業資料の作成や管理、社内の各種届出書類の管理など、書いたり、計算したり、点検したりする仕事が中心である。文書の作成や集計などではパソコンを使用し、また、コピー機やFAXを使用するなど、事務機器やOA機器に接することが多い。 また、郵便物の発送、物品の受取り、電話の取次ぎ、事務用品など消耗品の補充と注文等々細々とした仕事を受け持ち、来客への対応やお茶だしなどをすることもある。

・一般事務員に就くには

高校や短大などを卒業し、企業や団体などに採用され、様々な部署に配属されて事務作業を行う。 中途採用については、人材派遣会社などに入社し、受託先の企業や団体などに派遣されて仕事をすることが多い。 補助的な業務から始めて経験を積み、思考判断や創意工夫を行いながら事務処理能力を向上させる。事務処理の管理監督的な職に就く場合や、司法書士や行政書士などの資格を得てコンサルタント的な業務に転向する場合もある。 事務処理の高度化、専門化により、コンピュータ処理能力、文書作成能力、簿記、英会話など仕事に関連のある技能や資格が求められている。そのため、各種講習への参加や通信教育の受講などスキルアップのための自己啓発が必要となる。

・労働条件の特徴

民間企業、官公庁、各種団体など事業を営むところは必ず事務の仕事が発生するため、職場は全国に渡っている。 就業者の男女比では女性の割合が高い。多様な人材確保や事務の合理化のため、契約社員や派遣社員の占める割合が年々高まっている。 就業時間は午前9時から午後5時までで、週休二日制がほとんどである。月末など、伝票や文書の締め切りが集中する時期には、残業をすることもある。 労働需要は安定しているといえる。単純な事務作業に関しては、正社員の割合が減り、派遣社員、契約社員、パートタイマーなどの割合が増えつつある。

・参考情報

関連資格 ビジネス・キャリア検定 コンピュータサービス技能評価試験

医療事務員の職業について

・どんな職業か

病院において、診療費用を請求するための書類(レセプト)の作成を行ったり、窓口において、外来の受付、診察料の請求、入退院の手続きなどを行う。 診察が終わった患者のカルテを見て、診察の内容、検査の種類、薬の量などをコンピュータに入力して点数化し、患者が自己負担する金額を計算する。保健診療がほぼ全てであり、保健診療では疾病名に対応した治療、投薬や療養の基準に基づいてレセプト(診療報酬請求明細書)を作成する必要があり、また、そのチェックが必要となる。多くの病院において保険請求事務はコンピュータで処理されるため、見落としや誤りがないかどうか、打ち出されたレセプトのチェックを慎重に行う。レセプトは、毎月の決められた期日までに国民健康保険であれば国民健康保険団体連合会に、社会保険であれば社会保険診療報酬支払基金に提出する。 また、窓口において外来患者の受け付けを行ったり、新規患者のカルテを作成したり、診察料の計算と会計をしたり、カルテの整理と保管をしたり、入退院の手続きをしたりすることもある。

・医療事務員に就くには

学卒後すぐに入職することは少なく、専門学校や通信教育などで薬価点数や診療報酬点数の換算方法、請求書の作成の仕方、カルテの見方などを勉強してから、入職する場合が多い。特別な国家資格認定は必要とされない。民間で認定されている医療事務の資格を持っていれば有利であるが、入職の必須条件ではない。 診察料と投薬料の点数など簡単な計算から始めて経験を積み、レントゲンや注射、検査、手術、入院料など複雑な点数計算をするようになる。 書類に転記し点数を計算する反復作業のため、根気のいる仕事である。見落としや間違いがないように注意深さが求められる。医師の指導を受けながら経験を積み重ね、多くのカルテをこなして慣れることが必要である。

・労働条件の特徴

診療では必ず必要な業務のため、全国的に需要があり、病院、診療所、調剤薬局などで働いている。 厚生労働省「病院報告」(2008年)によれば、全国の病院(診療所、調剤薬局を除く)において約17万人が事務職員として働いている(常勤換算値、非常勤者の場合は1週間の勤務時間÷医療施設で定めている1週間の勤務時間により算出)。 病院の診察時間中に勤務し、診察が休みの土日などが休日となる。また、大きな病院では、救急患者の受入れに備えて夜勤をしたり、休日に交代で出勤して入院患者の事務手続きをすることもある。レセプトの提出日が決められているため、その時期は忙しくなり、残業することもある。 大きな病院では常勤の事務職となることが多いが、医院や診療所などではパートタイマーで働くことが多い。人材派遣会社から病院に派遣されたり、病院と直接契約してフリーで働くこともある。 コンピュータ化が進み、点数に換算して転記する作業は迅速化され、算定された点数に誤りがないか確認する作業にも重点がおかれている。

・参考情報

関連団体 日本医療事務協会 http://www.japanmc.jp

財団法人 日本医療保険事務協会 http://www.shaho.co.jp/iryojimu

財団法人 日本医療教育財団 http://www.jme.or.jp

関連資格 診療報酬請求事務能力認定試験 医療事務技能審査試験 医療保険請求事務者認定試験

経理事務員の職業について

・どんな職業か

材料の購入、製品の生産関連や販売関係、給料の支払など、会社の日々の活動状況を経理・会計管理のシステムなどを使い正しく計算し、これによって資金の流れや財務の状態などを把握する。 まず、毎日の金銭管理として入出金伝票や振替伝票を起こし、現金出納帳や総勘定元帳などの帳簿に記入する。 毎月の月末には、勘定科目ごとに集計を行って帳簿の残高を確定させ、実際の預金残高などと一致しているかどうか確認し、月次決算書類を作成する。 決算時には、勘定科目ごとに集計を行って試算表などを作成する。棚卸を行って在庫商品の残高を把握し、棚卸表を作成する。これらの金額をもとにして、貸借対照表や損益計算書などの決算書類を作成する。 また、会社の健全な経営や合理的な経営管理を行うために、予算の編成と統制に必要な資料を作成する。また、社員の給料計算や現金の出納管理などの仕事も行う。 近年は、経理・会計管理のソフトウエアが広く導入されており、計算や帳簿作成などの作業は手作業ではなくコンピュータ化されている。

・経理事務員に就くには

新規学卒者の場合の一般的な学歴は、高等学校、専門学校(経理や・会計など)、大学(経済・経営・商学など)となっている。 仕事の正確さ、速さ、注意力、忍耐力、几帳面さが求められる。 入職には、簿記の資格を持っていると有利であるが、採用時には資格を問われないことが多い。 中途採用については、決算・財務業務がこなせるなどの経験者が求められる傾向にある。経験があれば、年齢的な制限は少ない。 伝票の作成、記帳、計算、集計などの簡単な仕事から始めて経験を積み、現金の出納、試算表の作成、予算・決算・資金計画などの仕事をするようになる。決算業務をすべてマスターするには、10年ほどかかる。 仕事の正確さ、速さ、注意力、忍耐力、几帳面さが求められる。

・労働条件の特徴

経理部門は官公庁、各種団体、民間企業を問わず、どこでも必要なセクションなので、職場は全国に渡る。 働く時間は9時から17時が一般的である。決算期には日常業務と並行して決算処理を行うため、残業時間が多くなることがある。 経理事務員の年齢層には偏りがなく、20~50歳代まで、幅広い年代の人が働いている。 経理・会計は管理システムの導入等機械化が進んでおり、単純な計算や帳票作成は少なくなり、業務は高度化、専門化している。また、給与計算など経理業務の一部を外部の会社に委託するところも出てきている(アウトソーシング)。

・参考情報

関連団体 社団法人 全国経理教育協会 http://www.zenkei.or.jp

関連資格 簿記検定 簿記能力検定試験

商社営業部員の職業について

・どんな職業か

国や地域、会社の間に立って、原材料や製品の売り買いの仲介役をするのが基本的な仕事である。 大手商社の場合、取引の約半分は国内取引、残りの半分は貿易取引で、わが国の輸出・輸入だけでなく、わが国を経由しない外国と外国との第三国間取引も行っている。 仕事は、どこでどんな品物を売りたがっているか、または買いたがっているか、数量や価格はどのようになっているかなどを調査することから始まる。取り扱う商品は「ラーメンからロケットまで」と多種多様で、非常に幅広い情報を組織的に収集する。その中で、数量や価格、時期などの取引条件のまとまったものについて契約を結ぶ。この際、取引先がきちんと商品や代金を準備できるか、経営に不安がないかといった信用状態を調査することも重要である。また、貿易取引の場合は為替相場の動向に注意を払い、為替差損を生じないようにすることも必要である。 取引が決まると契約を結び、運搬の手配、商品の引き渡し、通関手続き、代金の決済などを行い、取引を完了させる。 また、取引を仲介するのみではなく、海外に現地企業を設立して、海外投資と貿易を一体のものとして資源開発等を行ったり、様々な情報、将来展望をもとに国内外において新規事業を開拓する仕事もある。

・商社営業部員に就くには

入職にあたって専門知識や資格は特に必要とされないが、貿易取引は外国語での交渉が必要となるため、入職後に語学研修が継続して行われる。また、入職後数ヵ月間は、貿易実務をはじめとする国際的なビジネス慣習等の研修が設けられている。さらに、取り扱う商品が幅広いため、どこに配属されるかによって実務に必要な専門知識は異なり、専門的な研修に加えてOJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)で身につけるのが一般的である。 対人関係が重要な仕事のため自分の意見をきちんと述べられることや、積極的にぶつかっていく行動力、チームで取引を進めていくための協調性、豊かな国際感覚が求められる。また、海外駐在は先進国とは限らないため、様々な環境に適応できる生活力も必要である。

・労働条件の特徴

各種商品を取扱う総合商社と、特定の商品を扱う専門商社とがある。商社に勤める社員の7~8割が営業を担当している。海外駐在員は、それが営業部員の20%を超える商社から、数名の商社まで様々である。 休日は週休二日制が一般的である。労働時間は、海外との取引で、時差の関係から深夜に連絡を取り合わなければならない場合などに残業が生じることがある。 海外勤務、地方勤務としての転勤や、海外・国内各地への出張が多い。 海外駐在については、条件が整えば入社2~4年で赴任することもあり、若手が積極的に活用されるのも、商社の特徴である。配属される部門にもよるが、退職するまでに2・3回の海外駐在を経験することも多い。 商社の原動力は人であり、優秀な人材を集め育てる必要性から、給与水準は全体として他業界に比べて高い。また、近年の採用(総合職)では女性の新卒者や中途採用者が増加している。

・参考情報

関連団体 社団法人 日本貿易会 http://www.jftc.or.jp

関連資格 通関士

貿易事務員の職業について

・どんな職業か

営業部門と連携しながら、原材料や製品の輸出・輸入といった海外との取引を行う際に必要なデータや情報を整理して、契約に必要な書類を作成する。 貿易手続き全般の流れを把握し、輸出入する商品や原材料、値段、数量、取引先を決定するための情報を収集・整理する。輸出入を行う商品は、関連する国際法や輸出入国双方の法律の適用を受けるので、取り扱う商品には輸出入の許認可や検査が必要かどうかなど、相手国と国内の法律を調査する。次に、取引金額、取引数量、輸送手段、納期、保険、決裁方法などの商談がまとまれば、契約書をはじめ各種書類を作成する。 現在、貿易手続はインターネットを利用した電子化が進められているが、貿易をする場合、商品によっては40種類に及ぶ書類が必要であり、取引に関係する企業も取引相手、銀行、船会社など20社を超える場合がある。 貿易事務員は、このように営業部門とともに貿易取引を実務の面から進める役割を担っている。また、多くの企業では、管理・非営業部門として法務・審査、財務・経理、保険、運輸・通関などの各セクションのスタッフとして営業部門と連携して取引を進めている。 他方、商社等から通関手続きの代行を委託されている企業(通関業者)でスタッフとして働く人もいる。

・貿易事務員に就くには

一般的な学歴は短大・大卒程度であり、語学力、各種資格は採用の一要素として考慮されるが、責任感、意欲・熱意、見識などが重視される。語学力は、業務を行う上で必要であり、採用にあたり一定水準の語学力(例えばTOEIC500点以上)を求める企業もあるが、多くの企業は語学研修を実施し、語学力の向上を図っている。 社内の配属先は、入社後1・2ヵ月間の新入社員研修の過程で本人の適性や希望を踏まえて決定される。特殊な技能・資格があれば、その関連部門に配属されることもある。配属後も、語学研修をはじめとして貿易実務、経理等の多彩な研修プログラムが用意されており、スキルアップが図られる。

・労働条件の特徴

都市部に商社、専門商社、通関業者の本社が集中しているため、多くは都市圏勤務であるが、地方支店の勤務者もある。また、海外貿易を直接行う大手の製造メーカーや百貨店の海外事業部で活躍する貿易担当者もいる。人材派遣会社から派遣され、契約社員として働く人も増えている。 一般事務職と区別されていない場合も多く、会議の準備やスケジュールの調整などの一般業務を行うことも多い。また、総合職と事務職を区分して採用している企業もあり、一般的には事務職採用の場合には転勤がない。 仕事はパソコン等OA機器を利用しながらの業務が中心となるが、会社や仕事の内容によっては、銀行をはじめ関係機関に出向くこともある。 勤務は、完全週休2日制が確立しており、給与は企業の業績、個人の業務評価により異なるが、全体として他業界に比して高い水準にある。

・参考情報

関連団体 社団法人 日本貿易会 http://www.jftc.or.jp

タクシー配車オペレーターの職業について

・どんな職業か

タクシー会社でお客からの電話を受け、無線設備や車両検索用コンピュータ、電話機など通信関係機器を操作して送迎の手配をする。 お客への適切で丁寧な対応を行うとともに、車両の効率的な運行管理を行うために、車両の位置を的確に把握し、迅速に配車を指示する。 お客からかかってきた電話を受け、何台必要か、何時までにどこへ行きたいといった希望を聞き、氏名、電話番号、配車場所などを確認する。依頼を受けた場所周辺にいるタクシーをコンピュータで検索する。空車が見つかると、車両番号を確認し、無線で配車の指示を出して、お客の氏名、電話番号、場所を伝える。待たせていたお客に、手配したタクシーの車両番号と到着時間を回答して電話を切る。お客を電話口で待たせないために、これらの一連の作業を短時間で行うよう心がける。 配車指示を行うごとに、配車タクシーの車両番号、配車場所等の記録をコンピュータに入力する。また、無線によってタクシー運転者から伝えられる交通事故などの緊急事態へ対応したり、お客の忘れ物を探すための連絡や手配などのサービスも行う。

・タクシー配車オペレーターに就くには

無線設備を操作するため、「無線従事者(陸上)」の資格(第3級陸上特殊無線技士以上)が必要となる。無線設備など通信関係機器の技術的な専門知識が必要なため、高校で電気、電気通信関係の学科を学習するか、同等以上の知識をもっていると有利である。 一般的に事務関係の職員として求人広告のルートにより採用しているほか、同じ会社のタクシー運転者や事務員から配置転換したり、中途採用する場合もある。 資格や業務知識がない場合も、入社後に研修を行い、養成課程の講習会に参加させ、無線従事者の資格を取得させる場合がある。電話応対、コンピュータ操作、地理知識の習得などは、就職後に会社で職場研修として実際の仕事を通して、ベテランが訓練する方法がとられている。 電話での応対には丁寧で明瞭な言葉遣いが必要となる。また、配車の指示は、正確ですばやい対応が求められる。仕事の性質上、地理にも詳しい必要がある。緊急時には迅速、的確な対応が求められる。

・労働条件の特徴

無線局を設置しているタクシー会社の配車センターでは、無線設備を操作する一定の資格をもった無線従事者を配置するように義務づけられているため、ほとんどが配車センターで働いている。大都市の大きな配車センターでは常に4~5名の配車オペレーターが働いている。 タクシーは24時間営業なので、夜間や休日も含めて3交替制などがとられている。夜間や悪天候の日などは客の配車依頼が集中する。また電車やバスの最終便前後の時間帯も、タクシー利用者が集中する傾向がある。混雑時には、客との電話の対応と無線を使った配車指示を分担して行うことがある。 交替制勤務のため、賃金は、夜勤手当、休日給などの諸手当を含めた月給制がとられていて、運転者とは違った賃金体系となっている。 男性が多い職場だが、昼間や電話の応対は女性が担当している場合もある。 効率化を図るために配車センターを統合・集約していく傾向もあるが、配車オペレーターの就業人数は現状を維持して推移していくと見られている。

・参考情報

関連団体 社団法人 全国自動車無線連合会 電話:03-3262-5261 FAX:03-3221-7047

総務省総合通信基盤局電波部電波政策課 http://www.soumu.go.jp

関連資格 陸上特殊無線技士 総合無線通信士

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