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生産工程の職業

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生産工程の職業

の採用情報検索結果87,587件中 1 - 25 件を表示

NC旋盤工の職業について

・どんな職業か

コンピュータのプログラムに基づいて作動するNC(数値制御)旋盤を使って、金属工作物の旋削(せんさく)加工を行う。 まず加工手順を確認し、加工方法と順番に従って、切削条件などをNC装置に入力し、プログラムを作成する。機械に読み込んだプログラムによって加工作業は自動的に行われる。NC旋盤の金属をつかむ装置(チャック)に金属工作物を固定した後、回転させながら取り付けた刃物を移動させて旋削する。その間、加工がプログラムどおりに進んでいるかをチェックし、必要に応じて調整する。 加工終了後、工作物の寸法が設計図と一致しているか、ノギスやマイクロメーターという測定器で確認する。プログラムを修正する必要がある場合は修正を行い、その後は連続して加工に入る。加工の終了した工作物は清掃と防錆処理をして、所定の場所に格納する。加工作業終了後は、機械の清掃を行い、防錆油を塗り、切削くずを処理する。 人の手で行うのは、加工前の段取りや材料の取付け・取外し、加工の終わった工作物の精度を計る作業、機械の清掃や片づけである。

・NC旋盤工に就くには

入職にあたって、特別な資格などは必要とされないが、切削する物体の形態を知覚する能力と空間(立体)判断力、計算能力などが求められる。NC旋盤における加工技術、機械操作技能は応用範囲が広く、他種の工作機械を扱うための基本となる。このため、技術と技能を身につければ、他の工作機械を扱う職業への転職も可能である。 企業では、必要な知識と技術について1年くらい訓練し、現場では監督者や先輩が実技を伝授する。訓練の過程で、切削工具の取付技能、切削加工技能、切削についての条件判断や自動制御の運転などを習得する。 関連する資格として、厚生労働省が実施する技能検定の「機械加工技能士(数値制御旋盤作業)」の資格があり、取得すると技術の証明として評価される。 これからはNC旋盤の技能に加えて、他種の工作機械の操作も行えるよう技術、技能の幅を広げていくことが重要である。

・労働条件の特徴

金属部品の多くは旋盤で加工することができるため、旋盤の従事者は金属・機械関係の仕事に従事している者の中で最も多い。女性は1割位であるが、増える傾向にある。 勤務時間は朝から夕方までの日勤体制が一般的であるが、一部の大企業では日勤・夜勤の交替制を取っているところもある。 普通旋盤に自動化能力を付与したNC旋盤は、大企業から個人経営の工場に至るまで各産業分野で広く利用されている。旋盤にフライス加工の付加価値をつけた複合NC旋盤が多くなってきている。 機械の自動化が進み、プログラミングの重要性が大きくなっている。作業者は複数の機械を受け持ち、加工スケジュールや生産管理も担当するようになり、責任や職務は大きくなると考えられる。

・参考情報

関連団体 社団法人 日本工作機械工業会 http://www.jmtba.or.jp

関連資格 機械加工技能士

NC研削盤工の職業について

・どんな職業か

NC研削盤は、他の工作機械で切削成形された工作物に対して、いろいろな形状の砥石を高速回転させて精密な仕上げ加工(研削加工)を行う機械であり、その操作を行う。 NC(数値制御装置)機では加工情報を入力することにより、機械が自動的に研削加工を行い、高精度の製品を作り出すことができる。また普通の刃物ではなく砥石を使用するため、ごく微量の送り込みで加工することが可能である。 対象となる工作物としては、金属やセラミックスなどの丸棒、円筒の外面・内面・端面・平面、その他特殊形状のもの、また普通の刃物では加工が難しい焼入れした硬い鋼などがある。 NC円筒研削盤工の作業をみると、まず研削盤工は設計図をもとにNC操作盤から工作物の形状、研削条件(工作物の回転数、テーブル速度、砥石の切込み速度、1回の切込み量、砥石のドレススピード、ドレスの切込み量)などをNC装置に入力する。入力後、工作物を機械にセットし、工作物の寸法および振れなどを確認する。次に工作物と砥石の位置合わせを行い、テストで入力したデータで正しく動作することを確認する。確認後、自動運転を起動すると自動研削加工が始まる。 大型工作物を研削加工する場合は、工作物を取り付けるためにクレーン運転工に指示したり、締め付け具の選定および工作物の位置決めなどをしなければならない。また、工作物が細くて長い場合にはたわみを防ぐため、工作物の中間に振れ止め工具を取り付けることもある。加工完了後、マイクロメーターやテスターなどの計測器を用いて製品の品質チェックを行う。

・NC研削盤工に就くには

入職にあたって特別な条件や制限はない。就職経路は、新規学卒者の場合、学校や公共職業安定所の紹介により入職するのが大半だが、求人広告・縁故などでの中途採用もある。入職については、NC研削盤に入職する場合と手動の研削盤でひと通りの技能を習得してNC機に変わる場合の二通りがある。大企業では1年前後の訓練期間を設けて必要な知識を教え、実技の訓練を行っている。中小企業では、工作機械メーカーが実施している研修コースなどに派遣したり、実地訓練により技能を伝授している。 NC研削盤は、最も自動化が進んでいる機械であるため機械操作は容易になってきている。加工する工作物に適した加工条件・加工方法の情報は、NC研削盤工がプログラムを作り操作盤に入力しなければならないが、最近は制御ソフト開発が進み、多様な加工パターンを機械が記憶しているので、最小限の情報を入力するだけで加工できるようになってきた。 機械の保守、工具の整備、工作物の段取り、機械の監視、研磨カスの処理なども欠かせない仕事であり、形態の知覚能力、運動神経の機敏性、空間(立体)判断能力も必要である。 必要な知識としては、砥石の性質や使用方法、工作機械、研削工具、研削液、潤滑油、作動油研削加工方法、測定法、加工材料、電気・油圧回路、電気・制御機器、図面の読み取り、安全衛生などの他に、NC研削盤の装置特有のプログラム(言語)についての知識がある。 関連する資格として、厚生労働省が実施している技能検定の「機械加工技能士(研削盤作業)」があるが、NC研削盤に関する検定は現在まだできていない。

・労働条件の特徴

職場は、京浜、中京、京阪神、北九州の四大工業地帯に集中している。 NC研削盤は、他の工作機械とともに大企業から中小企業まで広く使用されており、この職種に就いている人の賃金や労働時間は、他の金属切削加工の職業と同水準であると推定される。 研削盤は、工作機械の中でも特に高精度が求められるため、恒温室に据え付けられるか、それができない場合でも環境の良い場所に置かれる。そのため、作業環境は良好な場合が多い。 研削盤の操作に当たって必要な資格はない。しかし、砥石が正しく取り付けられていないと砥石破壊が発生し、労働災害につながる可能性もあることから、労働安全衛生法施行令および労働安全衛生規則により「研削盤の砥石の取替」または「砥石取替時の試運転」を行うのは、特別教育を受けた人に限られている。 工作機械の高速化・高精度化・自動化により、近年は汎用研削盤からNC研削盤に急速に移行しつつある。このため、今後、従来の汎用研削盤工は減少の一途をたどり、NC研削盤工が中心になっていくものと思われる。

・参考情報

関連団体 社団法人 日本工作機械工業会 http://www.jmtba.or.jp/

関連資格 機械加工技能士

金属プレス工の職業について

・どんな職業か

プレス機械に製品の原型となる金型を取り付け、金属板を打ち抜いたり、曲げたり、絞ったりと必要に応じて圧力を加え、様々な形に成形する。 鋼板などの金属板以外にもプラスチック、繊維、紙など様々な材料を加工する。プレス加工は生産性が高く、大きいものでは自動車の屋根やドア、小さいものでは腕時計やカメラ・携帯電話などの精密機器の部品まで、幅広い製品や部品の加工に利用されている。 プレス作業は、まず上下に分かれた金型を機械に取り付ける。加工する材料を下型のネスト(つき当て)の中に収まるように入れて試し打ちを行い、その結果が作業標準、検査基準に合っているかどうかを測定器などで確認し、必要がある場合は金型を調整する。材料をプレス機の所定の位置に入れてスイッチを押すと、上型がおりてきて材料が加工される。自動プレス機を用いる場合には、金型取り付けと制御盤の監視・操作を行う。

・金属プレス工に就くには

入職にあたって特に資格は必要なく、中学や高校を卒業してすぐにこの職業に就くのが一般的である。また、他の職業から転職する人も多い。 関連する資格として厚生労働省が実施する技能検定の「金属プレス加工技能士」の資格がある。この他にも「プレス機械作業主任者」、「公害防止管理者」などの資格も持っていると有利である。こうした資格は、金属プレス工の仕事を何年か続けて経験を積み、仕事に習熟した上で取得することができる。 機械を操作する上での集中力、仕事に興味を持ち、改善のための工夫や提案を行う意欲的な姿勢が求められる。

・労働条件の特徴

金属プレス工の大部分は、大企業の下請けでプレス加工を専業とする中小企業の専門部品メーカーに勤めている。事業所は全国にあり、自動車産業の発達している東京・神奈川・愛知・大阪・岡山・広島周辺に集中している。 就業者は男性が約8割を占めている。 プレス作業は機械で金属材料を押しつけて加工するため、職場では騒音が大きい。また昔はプレス機械によるけがの危険も多かったが、最近は安全対策が進んでいる。 将来的には、プレス作業の自動化が進み、自動プレス機を保守・操作する高い技術を持ったプレス工と、単純な作業を担当するパートタイマーに大きく分かれていくと考えられる。

・参考情報

関連団体 社団法人 日本金属プレス工業協会 http://www.nikkin.or.jp

関連資格 金属プレス加工技能士 プレス機械作業主任者 公害防止管理者

金型工の職業について

・どんな職業か

精密な工作機械を操作して大量生産の部品を作るための「金型」を製作する。 金型とは、同じ形の製品や部品を同じ品質で大量に効率よく製造するために、金属材料で作られた「型」のことで、身のまわりのプラスチック製品から、電機・自動車部品、光学機器、生産機器、医療機器、建築資材などの同じ製品を大量に作る時に欠かせないものである。 金型は、大きいものは100トン、小さいものは手のひらに載るサイズまで製品に応じて多種多様で、精度ではサブミクロンの超精密が要求される。 まず、金型の設計業務では、主にCAD/CAMシステム(Computer Aided Design/Computer Aided Manufacturing:コンピュータ支援による設計製造法)によって、設計図面を作成する。次に、機械加工工程では、コンピュータによる設計データや金型の設計図面に基づいて、精密な工作機械を使って金属材料を加工する。仕上げ・組立工程では、表面にみがき等の仕上げをし、組立や調整を行って一式の金型を作製する。最終的に、完成した金型を用いて試作用設備で製品を試作して、必要な修正作業を行い、その品質を確認する。

・金型工に就くには

入職にあたって特に資格は必要とされない。高校や大学を卒業して就職するほか、中高年からの転職も可能である。しかし、この職業は高度の熟練技術が要求されるとともに、機械工学的な知識が必要とされる。 通常は、金型工の教育は汎用工作機械(手動形の工作機械)で、素材加工、部品加工作業などから始めて基礎的な切削技術を習得してから、NCフライス、マシニングセンターなどのNC工作機械の操作を行う。 小規模工場の金型製作は、ほとんどの作業を一人で行うことが多いので、あらゆる工程を経験する。また、人数の多い職場の場合には加工作業が分業となるが、当初は基礎的な加工作業を経験する。 関連する資格として厚生労働省が実施する技能検定の「金型製作技能士」の資格があり、取得すると技術の証明として評価され、給与面で優遇されることが多い。

・労働条件の特徴

金型は、金型を製作する専業企業とメーカーの工機工場で製作されており、日本の製造業では使用する金型の9割を金型専業企業に依存している。 従来、この仕事は機械加工に熟達した中高年の男性で占められていたが、金型の製造がコンピュータによる設計や製作など情報技術型に移行しているため、若年の男性が徐々に増加し、また女性の就業も増加している。 労働時間については、金型は一品受注生産であるため受注が重なると一時的に忙しくなり、超過勤務が増えることも少なくない。 金型製作工場の現場は、設備のコンピュータ化、エレクトロニクス化に伴い、その保守、精度維持のため作業環境は著しく改善されている。 労働需要の見通しは、技術や生産性の向上を考慮すると、横ばいの状況で推移していくものと見込まれる。

・参考情報

関連団体 社団法人 日本金型工業会 http://www.jdma.net

関連資格 金型製作技能士

溶接工の職業について

・どんな職業か

金属材料を熱を利用して接合する加工方法の一つである「溶接」を行う。 溶接は、その接合の仕方により「融接」、「圧接」および「ろう接」に分類される。 最も広く利用されている融接は、被溶接材(母材)の接合しようとする部分をガス炎、アーク、電子ビーム、レーザーなどの熱を用いて加熱し、母材と溶加材(溶接棒、ワイヤなど)を融合させてできた溶融金属を凝固させて接合する方法である。この接合方法では、アーク(電極間の放電)熱を利用して行うアーク溶接が最も一般的で、超高層ビル、工場や住宅などの建築物、橋、タンクや容器、ガスや石油などのパイプライン、船、発電設備などを製作するときの金属材料の接合に利用されている。 手溶接の場合は、溶接棒を溶接棒ホルダにはさみ、適正な溶接電流、電圧などを調整して、これを接合する金属材料に接触させるとアークが発生し、溶接棒と金属材料が溶融するので、溶接棒を手で動かす(運棒)ことで溶接を行う。 半自動溶接の場合は、溶接棒の代わりにコイル状に巻いたワイヤを溶接トーチにつないで(この場合、ワイヤは自動的に送給される)溶接を行う。 溶接によって製作した製品は、検査を行って溶接部の内部に欠陥がないか調べ、溶接部の性能を確認して品質の確保を行う。

・溶接工に就くには

公共職業訓練校などで技能を身につけてから入職するのが一般的である。学科では溶接機の構造や操作と溶接機を使用するのに必要な電気、ガス、溶接材料および安全・衛生についての基礎的知識を学習する。実習では手溶接、半自動溶接などの区別がある。 溶接工は一般に重量物を製作し、かがみ作業、立ち作業などもあるので、強健な身体、また、常に安定した気持ちで仕事を続けられる忍耐力が必要である。特に運棒のために腕の器用さや視力がよいことも条件となる。 近年、溶接品質を確保するために「溶接管理技術者」、「溶接技能者」の資格を求められることが多くなっているので、この試験に合格することが望ましい。

・労働条件の特徴

溶接工の職場は、造船、自動車、車両、重電機、一般機械、圧力容器などの製造業である。この他建設業でも、ビルディング、橋、ダムのような鉄骨構造物を建設する際に溶接工が働いており、その就業範囲は非常に広い。就業先の企業形態も、大企業から中小企業まである。 就業者は、年齢別には、若い年齢層から高齢層まで幅広く分布している。また近年、女性も増えてきている。 溶接では、電気やガスを使用するためその取扱い、特に感電や排気などに注意する必要がある。最近では、自動電撃防止装置の開発・普及により、感電事故がなくなるなど、作業環境の改善が進んでいる。 工場内の作業の他に、建築現場、土木工事現場では、足場の上など狭い所や高所での溶接作業もある。

・参考情報

関連団体 社団法人 日本溶接協会 http://www.jwes.or.jp

関連資格 ガス溶接技能者 ガス溶接作業主任者 溶接管理技術者 溶接技能者 溶接作業指導者

医薬品製造員の職業について

・どんな職業か

医療・保健に不可欠な医薬品を製造する。医薬品の製造工程は、その原薬をつくる「製薬工程」、原薬を加工して実際に使われる医薬品のかたちにする「製剤工程」、完成した医薬品を包装する「包装工程」に大きく分けられる。 「製薬工程」では、発酵種釜、抽出晶析釜、遠心分離機などを使用して微生物が産出する有機成分を抽出・分離・精製したり(発酵)、反応釜、晶析釜、遠心分離機、乾燥機などを使用して原料を化学的・物理的に加工処理する(合成)などして、原薬をつくる。「製剤工程」では、原薬をその使用目的や使用量に応じて、錠剤、カプセル剤、軟膏剤、注射剤などの形に加工する。次に「包装工程」があり、ここでは出荷されてから消費者に使用されるまでの間、医薬品の品質を維持するための包装を行うとともに、誤った使い方を防ぐための明確な品名表示や、用法・用量・注意事項の記載を行う。 製薬作業は自動化が進んでいるので重労働はほとんどなく、機械が行う作業と人が行う作業とが区別されたマン・マシンシステムがとられている。人が行う作業は、製薬工程の進行管理や、製剤・包装工程の機械の操作および監視、肉眼検査などである。

・医薬品製造員に就くには

一般的に、高卒以上の知識・技能が必要とされる。特に製薬工程や製剤工程の作業者には、化学・機械などの基礎知識が要求されるため、工業系の高校・大学出身者が大部分を占めている。 製薬作業は工程や製造する薬の種類などによって作業内容がかなり異なってくるため、入職後はそれぞれの作業に必要な知識・技能について企業内研修が行われる。 医薬品という製品の特殊性から、化学や生物学の専門知識、さらには微生物・発酵、物理といった知識が求められる。また、機械化が進んでいるため、電気や機械の基礎知識も必要となる。 製薬作業は生命に関わる仕事なので、細心の注意力をもって製造と品質管理の規則を守ることが求められる。

・労働条件の特徴

勤務先となる製薬会社は、従業員が5千人を超える大企業から、生薬・漢方薬やビタミン剤などを専門に製造したり、製薬工程の一部分を担当する中小企業まである。 労働時間については一日8時間、休日は週休二日制が一般的で、年間の生産計画によって作業が平均化されているため、季節による作業量の変化はほとんどない。発酵工程の一部で24時間操業が見られるが、次第に自動化されていくと考えられる。 これまで治療法や治療薬のなかった難病に対して、医学やバイオ技術の発達によって新薬が次々と生まれており、それに伴って新しい製造方法も開発されている。今後も新薬の開発は進み、医薬品製造員の需要は根強く続くと考えられる。

・参考情報

関連団体 日本製薬工業協会 http://www.jpma.or.jp

関連資格 危険物取扱者 毒物劇物取扱責任者

製パン工の職業について

・どんな職業か

製パン工場や個人経営のパン店(ホームベーカリー)でパンを製造する。 原材料の選択から焼き上げまでのすべてを、一人から数人で行う小規模なベーカリーもあれば、一方では、自動化された生産ラインで100種類以上のパンを大量につくる大規模な工場もある。工場では仕事が分業化されており、生地をつくる仕事、成形の仕事、焼き上げの仕事に分かれる。 製パン工の仕事は朝が早い。前日に量っておいた小麦粉、イースト、塩、砂糖、油脂、粉乳、卵などの配合原料を、ミキサーと呼ばれる機械を使って混ぜ合わせ、練り上げて生地をつくる「仕込み」から始まる。 次にパンに使うクリームを炊き上げたり、ジャムやあんの硬さを調節したり、レーズンのようなドライフルーツ類を細かく切るなど製造のために必要な準備をする。 仕込みが終わった生地の練り具合、硬さ、温度はパンの品質や出来映えに影響するので、細心の注意が要求される。 この生地をパン用イーストの働きで発酵させた後、一定量に分割し、手や機械を使ってパンの形を整える。成形した生地を、型や天板の上に収め、一定の温度・湿度に保たれたホイロ(醗酵室)に入れ、再度イーストの働きによって発酵させ、生地を膨脹させる。 パンを焼くときは、その種類に応じてオーブンの温度、時間を設定する。このときの的確な調節によって、パンの焼色や香りが作り出される。焼き上げたパンは、網棚状のラックに並べて自然放冷したり、機械化された工場では温度、湿度をコントロールした冷却工程によって冷却し、そのまま店頭に並べたり、食パンのようにスライス、包装などの加工をして販売する。

・製パン工に就くには

入職にあたって特に資格・免許は必要とされないが、食品についての基礎的な知識を持っていることが望まれる。 パンは種類によって原料配合や製造方法が異なるため、パンづくりの技術を習得するにはかなりの実務経験が必要となる。一般的には学校を卒業してすぐに入職し、パン製造の現場で経験を積んでいくことになる。しかし、機械化された大規模な製パン工場では、製パン工程が分業化されているので、中途採用の人も多く見受けられる。 入職後、はじめは原料の秤量などパン製造の準備工程を担当し、製造するパンの種類や製造の流れを覚えた後、成形や焼き上げの工程を担当して機械の操作を習得し、経験を積むとパンの品質にとって重要な仕込みの工程を担当するようになる。企業によって期間は異なるが、入職後6~7年程度で、本人の適性と能力により「班長・主任」などの現場の監督職に昇進する可能性がある。 パンを製造する技能が身につくと、独立して開業する人もいる。 また、人口の多い大都市や近郊都市では、最近、パンを焼く小型のオーブンを設置し、焼きたてのパンを売る店が増えている。

・労働条件の特徴

パンは保存が利かないため、就業地は消費地である人口の多い都市やその近郊に多い。ホームベーカリーやパン製造工場以外にも、菓子製造業や大きなホテル、デパートの中にパンをつくる部門を持っているところがある。 就業者は男性が多いが、大規模な工場ではパン製造工程が細かく分けられ、作業が単純化しており、パートタイマーを中心に女性も増えている。特に、原材料の分析や、サンドイッチといった調理パンの製造などの分野では、女性が多くなっている。 パンの製造は、仕込みから包装まで8時間ほどかかるため、早朝から深夜までの作業が必要となる。そのため、勤務は交替制を採っている場合が多い。 屋内での立ち作業が中心で、機械化の進んでいない小規模なベーカリーでは、パンを焼くオーブンの前の作業では高温の環境で仕事をすることになるなど、ある程度の体力が必要である。 大規模な製パン工場では今後も機械化が進み、機械の監視作業などが中心になっていくと考えられる。小規模なベーカリーでは、洋菓子製造などと兼業して店の特色を出す所も増えている。

・参考情報

関連団体 社団法人 日本パン工業会 http://www.pankougyokai.or.jp/

社団法人 日本パン技術研究所 http://www.jibt.com/

関連資格 パン製造技能士 食品衛生責任者

和菓子職人の職業について

・どんな職業か

和菓子店で各種の和菓子を製造する。 和菓子の種類は、含まれる水分量によって、「生菓子」と「半生菓子」、「干菓子」に分けられる。「生菓子」には、大福やおはぎなどの餅もの、まんじゅうなどの蒸し物、ぎゅうひなどの練り物、どら焼きやカステラなどの焼き物(平鍋物)、羊かんなどの流し物など、「半生菓子」には、石衣などのあん物、最中などのおか物、桃山などの焼き物、羊かんなどの流し物がある。また、「干菓子」には、落がんなどの打ち物、塩がまなどの押し物、おこしなどの掛け物、小麦せんべいなどの焼き物、有平糖などのあめ物がある。 和菓子の代表である「まんじゅう」を作る場合は、まず材料選びから始める。製品の風味やよしあしは、材料の影響を大きく受ける。あんを作るには、材料となる小豆などをよく洗ってから水で炊き、柔らかくなってから砂糖など甘味料を加えて練る。できあがったあんを、米の粉や小麦粉、山芋などで作った生地に包み込んで形を作り、焼いたり蒸したりして仕上げる。あんにごまやみそを使ったり、生地にきな粉を使ったりなど、材料を変えることによって、いくつもの種類のまんじゅうを作り分けることができる。 能率的で量産できることから、和菓子の中には大規模な工場の機械化された設備の中で生産されているものもある。 しかし、多くの和菓子店ではその営業規模に応じて機械を導入するとともに手造りのよさを生かして製造しており、製品の仕上げでは職人の技術、感性、創造性などが重要となる。

・和菓子職人に就くには

入職にあたって特に資格は必要とされない。学歴は高卒が中心で、最近では大卒者など高学歴の入職者もいる。 和菓子職人となる上で、最も大切なことは和菓子を作る実際の技術を習得することであるが、和菓子は種類が多いため、多くの経験を積んで技能を身につけることが必要となる。 入職後に取得すると有利な資格として「製菓衛生師」や「菓子製造技能士」がある。 必要な知識として、食品の衛生知識に関すること、原材料の特性やその生かし方、製菓理論、販売との関わり、経営的知識などがある。 積極的に和菓子に興味を持つことはもちろん、味覚を知る、デザイン、色彩、装飾など美的感覚を磨くことも必要で、常に幅広い知識の吸収に力を注ぐことが大切である。 経験を積んでいく中で責任者や工場長という指導的立場になっていくが、将来独立開業したいという目的を持つ場合などは、ある程度の知識を得た上で、さらに異なる製造知識を身につけるため、何軒かの店を経験して技術習得を行うこともある。

・労働条件の特徴

和菓子製造企業(店舗)は、東京、大阪、横浜、名古屋など大消費地に多いが、歴史がある業界だけに全国各地に分布しており、就業地は全国に渡る。大・中規模経営の企業もあるが、約85%は従業員5人以下の小規模経営である。 また、品種が多いため様々な経営形態があり、手づくりの生菓子中心の店、日持ちする焼菓子や羊かんを中心に扱うチェーン店、洋菓子を兼業している店、甘味など喫茶を併設する店などがある。 就業者は男性が中心となっているが、最近では女性も増えている。自分で独立開業したい、創造性のある仕事をしたい、技術を向上したいなど目的意識を持っている人が多く、業界への定着率は比較的高い水準にある。 労働条件、休日、給与などは勤務する企業や店舗により大きく異なる。労働時間は、基本的には9時~17時までであるが、早朝に仕込みを行う場合もあり、そうした場合は交替制などが採られていることが多い。また、繁忙期や注文の多いときには残業もある。 和菓子は季節感があること、生活の中の行事や習慣と密着していること、植物性の材料を使った健康的な菓子であることなどから、日本人の食生活の中に定着しており、今後も安定した需要があるものと考えられる。

・参考情報

関連団体 全国和菓子協会 http://www.wagashi.or.jp

全国菓子工業組合連合会 http://www.zenkaren.net/

関連資格 菓子製造技能士(和菓子製造) 製菓衛生師

惣菜製造工の職業について

・どんな職業か

百貨店、スーパーマーケット、コンビニエンスストアなどで販売する様々な惣菜を作る。 惣菜とは、もともと日本人の主食である「ごはん」に対する副食の「おかず」のことであるが、現在では弁当や調理パンなどを含めた調理食品全般を指すようになっている。惣菜の種類は、和風、洋風、中華風のほか、季節の野菜・魚介類を使ったものや郷土料理など様々なバリエーションがある。 仕事は、様々な食材を調理してそれを商品の形に整えることで、製造工程は、前処理、調理、包装の三部門に大きく分かれる。 まず、原材料となる野菜・肉・魚介などの材料について、様々な道具や機械を使用して洗浄、皮むき、裁断、不要部分の除去などの前処理を行う。次に、混合したり、味付けをしたり、煮炊きするなどして調理する。調理後は冷却し、必要に応じて殺菌してから、商品として決められた分量に分けて、容器にパック詰めする。 作り始めてから出荷するまでの時間が短いので、風味と鮮度を損なわないよう手際よく仕事を進める。仕事のほとんどは共同作業であるため、他の部門との連携も重要となる。人の口に入る食品であるため、材料の鮮度や衛生面に留意するとともに、栄養があって美味しく作ることが求められる。

・惣菜製造工に就くには

入職にあたって、特に資格や免許は必要とされない。学歴は高卒以上が一般的で、農業科・水産科・食品工業科、栄養科などの出身者が多い。 入職経路は、新卒の場合は学校からの紹介が最も多く、自由応募、縁故による採用もある。中途採用の場合は、職業安定所と求人広告がほとんどである。女性の就業者が多く、退職率が比較的高いため、中途採用の機会も多い。 食べ物や調理に興味があり、食材・食べ物・食品衛生に関する一般的な知識を持っていること、食材や製品の見た目や臭いに敏感であることが求められる。また、最近は機械化が進んでいるので、機械を使いこなす能力が求められ、自動化した機械に対しては、自動制御システムへの理解と応用が必要になることもある。 一通りの仕事は半年ほどで覚えることができるが、その後は、調理技術を指導する主任や班長などの中間管理職になる道や、調理技術や食品の取り扱い、流通の仕組みなどを身につけて、調理師になったり食堂・レストランの経営者として独立する道がある。

・労働条件の特徴

惣菜製品のほとんどが百貨店・スーパー・コンビニエンスストアなどで販売されるので、就業地は都市周辺の輸送や通勤に便利な地域に多い。 就業者の約70%を女性が占めている。そのほとんどが臨時従業員やパートタイマーで、中高年齢層が多い。繁忙期には、季節的な従業員や学生アルバイトなどを採用することもある。 鮮度が大切なので、深夜や早朝に作業をする工場もあり、早番・遅番の交替制勤務となっている場合が多い。また、花見弁当やおせち料理などの季節には、時期により休日出勤や残業をすることもある。 仕事は空調の整った清潔な室内での共同作業がほとんどである。立ち作業が多く、仕事によっては冷蔵庫へ出入りすることもある。直接食品に触れるので、衛生面についての正しい管理が必要であり、作業の前には手や指の消毒を行い、消毒済みのエプロン・帽子・マスク・手袋を着用する。 ライフスタイルの変化や、高齢化、女性の社会進出などに伴って惣菜の市場は拡大しており、また、惣菜製造の工程は手作業に頼る部分が多いため、今後も一定の労働需要があるものと考えられる。

・参考情報

関連団体 社団法人 日本惣菜協会 http://www.souzai.or.jp/

関連資格 惣菜管理士 調理師

印刷作業員の職業について

・どんな職業か

雑誌、書籍、ポスター、パンフレット、カレンダーなどを紙に印刷する作業を行う。 現在では技術の進歩により、紙だけでなく金属や木材フィルム、プラスチックカードなどにも印刷を行っている。 紙に印刷する方法は、活版(凸版)、オフセット(平版)、グラビア(凹版)の3つがあり、それぞれに一枚一枚の紙に印刷する枚葉(まいよう)印刷と、ロール状の紙に連続して印刷する輪転印刷がある。効率がよいことから、最近ではオフセット印刷が主流となっている。印刷機には、1色だけ刷る1色機とカラーの絵や写真を刷る多色機があり、ほとんどの印刷会社では、1色機と4色機(青+赤+黄+黒)を使っている。 オフセット印刷の場合、作業前に校了紙(プロセス製版オペレーターによる見本刷り)と印刷物の元になる刷版、用紙、インクを準備し、作業指示書によって印刷部数、色数、用紙などを確認する。試し刷りを行い、刷版の位置を微調整し、色の濃さを見てインクの量を調節する。試し刷りで確認を終えると本刷りに入り、インクの量や見本刷りの通りに刷れているかなどに気を配りながら印刷する。用紙や印刷状態の異常に気づいたらすぐに機械を止めて点検を行う。 印刷された紙はインクが移らないよう注意しながら乾かし、裏面に同様の作業を行う。所定の枚数の印刷が終わると、次の断裁・製本などの工程に引き渡して作業を完了する。

・印刷作業員に就くには

入職にあたって特に免許や資格は必要なく、一般的に定期採用では高校・大学の新卒者が多い。 採用後は、印刷の仕事全般に関する基礎教育を受けてから配属されるのが一般的で、その後はOJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)で経験を積み、一人で印刷機の稼動ができるまでには3~5年はかかる。 印刷作業員として経験を積むと、色のチェックや進行管理を行う部署へ異動することもある。 校了紙(見本刷り)に書きこまれた明るさや色味についての指示を見て、自分で色を判断しなければならないので、色に対して鋭い感覚を持っていることが必要である。また、印刷作業の機械化が進んでいるため、機械に詳しく、コンピュータを使いこなせる技能が必要になってきている。

・労働条件の特徴

職場は、中小の印刷会社が多いのが特徴で、従業者10人未満の企業が8割を占めている。 就業者の年齢別では若年者が多い。 スピーディーな納品を要求されるため、職場によっては昼夜二交替制をとっており、その場合は夜勤がある。カレンダーや雑誌の発行(刊行)が集中する秋から年末が繁忙期で、残業が多くなることもある。 印刷作業は全般的に機械化が進んでおり、印刷作業員の労働需要は減少する可能性もあるが、その一方で、多くの産業分野で多様な印刷方法に対するニーズが出てくると予想され、印刷そのものに対する需要は拡大すると考えられる。

・参考情報

関連団体 社団法人 日本印刷産業連合会 http://www.jfpi.or.jp

関連資格 印刷技能士

製本作業員の職業について

・どんな職業か

印刷所で刷り上げられた本文、表紙、カバー、扉などの印刷物を組み合わせ、本や冊子に仕上げる。 本になる前の本文、表紙などバラバラの印刷物は、出版社からの「製本指示書」とともに製本所に運び込まれる。それらを一定の順序でそろえ、「つき揃え機」で正しくきちんと重ねて、「紙折り機」で決められたサイズに折る。次に、ページ順に組み合わせ(丁合:ちょうあい)、背中の部分を糸でかがったり、糊などで固めて綴じる。 綴じ方には、「糸かがり」のほかに、雑誌やページ数の少ない本に用いられる「針金綴じ」や、軽装本などに用いられる背中をじかに接着剤で固める「無線綴じ」がある。綴じる工程で、扉になる紙や、表紙と本体とを結びつける「見返し紙」を一緒につけて、完成した「本」の形に仕上げる。 上製本の場合は、芯にボール紙を入れて布や紙でくるんだ厚表紙を別につくる。また、本によっては布製のしおりやカバーがついたり、箱に入ったものなどもあり、それらも製本工程の中でつけていく。 出来上がった本に、書店が使う売上注文票や読者カードのハガキ、図書目録などをはさみ込み、決められた冊数ごとに梱包して納入する。

・製本作業員に就くには

入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。一般的には高校の新規学卒者が中心であるが、中高年齢者の中途採用もある。 入職後は、単純な作業や一つの機械操作から始め、順に工程の全体を覚えていく。製本工程はもちろんのこと、前工程の製版・印刷の基本的な知識も必要である。ベテランになると、全体の流れを見ながら各部門に指示を与える。 関連する資格として厚生労働省が実施する技能検定の「製本技能士」があり、資格を取得すると技術の証明として認められる。技能を身につけるための施設もあり、将来独立開業する道もある。 製本作業においては生産工程の自動化が進んでおり、機械やコンピュータに強い人材が求められている。印刷物や製品の運搬に立ち作業が多いので、体力も必要である。

・労働条件の特徴

勤務先は製本会社(製本所)のほか、製本の仕事の一部である糸綴じを専門に行う「かがり業者」、表紙の加工を専門に行う「表紙貼り業者」などがある。地域的には出版社の多い大都市に集中しており、7割近くが東京周辺にある。 製本作業は出版・印刷の最終工程にあたるため納期が短くなることも多く、それに対応するため就業者に占めるアルバイトやパートタイマーの割合が高くなっている。 労働時間については、納期が不規則なことから、年間を通じての変形週40時間労働制を採用したり、土曜・日曜日以外に休日をとる4週8休の週休二日制を採っている企業も多い。 製本機械の性能が飛躍的に向上し、これまで手先の器用さを要求された手作業が減って、機械のオペレーター的な要素の仕事に変わりつつある。

・参考情報

関連団体 東京都製本工業組合 http://www.tokyo-seihon.or.jp/

関連資格 製本技能士

建築塗装工の職業について

・どんな職業か

建築物の外部や内部に塗料を塗って美しく彩り、日光や雨、湿気、スモッグなどで傷んだり汚れたりするのを防ぎ、あるいは快適な室内空間となるように仕上げる。いわば建築の仕上工であり、建物の美容師である。 まず、建物の持ち主と相談しながら建物の各部分の素材をよく調べ、適切な塗料や色合い(色彩設計)を決めて仕様書を作成、それに基づき施工計画書(施工要領書)を作成し、塗装作業に入る。塗装作業では、素地の状態を調べ、表面を塗装できる状態に調整した後、刷毛(はけ)やローラーブラシ、スプレーガンを使って塗装する。塗装工程はいろいろな異種塗料の組合せによってできているので、正しく施工要領書に基づいて施工されるように管理したり、できた塗膜の検査をすることも大事な仕事である。 最近では建築物のストック時代に入り、新築の塗装工事よりは、古くなった建物を再生するための塗装工事が主流となってきており、そのような工事では建物の傷み具合を調査・診断して塗装工事を進めるため、高い技術が必要とされる。

・建築塗装工に就くには

入職にあたって、特に必要な学歴、免許、資格はない。それぞれの塗装業者が広い範囲から人材を求めており、入職状況を見ると転職者が一番多く半数近くを占めている。入職後の努力により、技術・技能の向上を図り経験を積むことによって、塗装工から塗装工を現場などで管理する技術者へと進む道が開かれている。 「塗装技能士」、「建築施工管理技士」の資格をはじめ、関連の免許・資格を取得することにより、地位も安定し、給与面でも恵まれ、また昇進の可能性も高まる。経営能力を発揮して自営業として独立、開業する可能性も大きく、塗装工事業に小規模企業が多いのは、塗装工から自営業主へと独立するケースが多いことの表れである。 塗装作業そのものは一見単純作業が中心であるが、準備段階の複雑さや、あるいは仕事が他の職種と深いかかわりを持つことから、判断力や協調性、管理能力といったものが適性として求められる。 また、いろいろな作業環境での仕事に耐えるために、体力も必要である。

・労働条件の特徴

全体の約9割が従業者9人以下の小規模な事業所で占められているが、仕事の内容が進歩し複雑化するに従って規模が拡大しており、100人以上の大規模な事業所も都市部を中心に見られる。 塗装工事は、工場内で生産活動するのではなく、建設現場をはじめ建築物のある場所が仕事の場となるため、その労働条件は建設業一般と同様である。 賃金の支払い形態は、日給月給制の割合が5割弱、月給制が2割ぐらいである。 休日についても建設業一般と同様な傾向が見られ、土曜・日曜、祝日を休む4週8日制を目標とするようになっているが、工期の関係で、休日に働く場合もある。 建築塗装の分野では、塗装の質の充実を目指して新しい技術、工法の開発が行われている。高級ホテルやビルなどに用いられる工芸的塗装のデコレイティブ・ペインティングはその一例で、建築塗装工は塗装の技能に加えて美に対するセンスを必要とした職業になってきている。 また、塗装そのもののみでなく、塗装技能の「塗る」「貼る」「詰める」等の基本操作を活用して、塗装材料以外の他種類の材料による仕上げを同時に施工する様に範囲が広がってきており、「総合仕上げ工」として仕事をすることも可能となってきている。

・参考情報

関連団体 社団法人 日本塗装工業会 http://www.nittoso.or.jp

関連資格 塗装技能士 有機溶剤作業主任者 毒物劇物取扱責任者 危険物取扱者 建築施工管理技士

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